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月組「オン・ザ・タウン」「チェ・ゲバラ」

うだるような暑い毎日、股関節もまだしっかり回復していないのに、続け様に観劇してきました。

歩きすぎたのかいささか股関節不調。「オンザタウン」は以前東京に見に行き2回目。

キャストが変わっていて3人の水兵さんの1人が風間さんから鳳月さんに。3人とも背が高くてかっこよかったです。

タマキチは全てが本当にナチュラルで、癖のないところに大きさが出て、観ていてホッコリします。

ダンスもテクニックとかの問題ではなくて宝塚の男役が踊る(今ではその方が数少ない)カッコ良さが垣間見れて、私は好きです。正統派、王道を行く2枚目さんであって欲しと思います。

 

轟さんが、ゲバラを演じるということで、ゲバラ信奉者の私としては見なければという思いで観劇。

数年前に映画で「チェ・28歳の革命」「チェ・39歳別れの手紙」を見て,この世の中に、すべてを捨てて、再び革命を起こそうとした人がいるなんてと衝撃を受けて、ゲバラに関する本を読みあさりました。

ゲバラは旅人であり、スポーツマンであり、医者であり、写真や詩を愛し、名文を残した表現者。

そしてとてもハンサム!そして澄んだ瞳が印象的だといわれています。今でもそんなゲバラに会いたいと思っています。

だからキューバに行きたい!でも誰も一緒に行ってくれないんですよねー。

キューバまでは!石ちゃんは流石に貫禄でゲバラになりきっていました。

ゲリラ達は下級生が多かったのか迫力と緊張感が少なく残念!ただカストロ役の風間さんが研6とは思えない貫禄で好演!

芝居が好きなんだろうなーと思い、これからが楽しみな逸材です。

そしてもう一人、バティスタの部下で軍人の礼華さん、軍服が似合いすらりと背が高く制帽を目深にかぶっているので顔はよくみえないのですが、政府軍と恋人とのはざまで苦悩するルイスを好演、1幕目で死んでしまうのですがとてもおいしい役で印象に残りました。

彼女は研5生。教え子がどんどん目立つようになり嬉しい限りです。

最後のシーンでゲバラが階段をのぼって行くのですが、ラ・マンチャの最後のシーンと重なり、ドン・キホーテとゲバラの心情は一緒で、生きるように旅をし、旅をするように生き、39年の人生そのものが、見果てぬ夢と理想に向かってひた走る。

壮大なひとつの旅だった。ということを表したんだなと思っています。あの場面が好きでした!

「何をなすか、何を手に入れるかではなく、どこに向かって歩き続けるかが人生で最も大切な事だ」  というメッセージを死んで50年が経った今もゲバラは体現している。私にとってゲバラは理想の男性です!

 

 

 

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