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帝劇「Beautiful」と雪組公演「キャプテン・ネモ」

26日帝劇に伊礼彼方さん出演のミュージカル「ビューティフル」を観劇。アメリカのシンガーソングライター、キャロル・キングの半生を描いたもので、2013年にブロードウエイで幕を開けるや各賞を受賞し、全米ツアーやロンドン公演など各地でロングランを続け、日本版の初上演となったものです。私が観劇した時は、平原綾香さんが主演。キャロルの夫ジェリーが伊礼彼方さんでした。平原さんは「Jupiter」が有名ですが、このミュージカルが初舞台だそうでよくやられていたなーと思いました。ある意味新鮮でした。客層もいつもの帝劇ではなくて新橋演舞場みたいで、これもありかな?新しい風を帝劇に吹き込む意味では冒険もやらなくてはですね。平原さんの歌唱も親しみやすく、ものすごくパワフルな歌声で感動しました。伊礼さんはいつもそうなんですが、舞台化粧してなくても目鼻ぱっちりでうらやましい、ジェリーにぴったりでした。千秋楽でのご挨拶はとても立派でした。 そして雪組公演「キャプテン・ネモ」は演技指導に入っていたので舞台稽古に引き続いて、初日を観劇。新しくきれいになった青年館。下級生中心の芝居だったので、稽古の最初の段階ではどうにもならなくて大変だったけどどうにか形になって初日を迎えられました。どちらかというと男の子が憧れるジュール・ヴェルヌの小説で「海底二万里」をどんな風に宝塚版にするのか興味津々でしたが、さすがに谷先生、脚本もキャストも納得しました。芝居のクライマックス、ノーチラス号が海底火山に突っ込んで自爆するところが、緞帳が降りきったところで爆発音が聞こえるようになっていて、それがとても心にジーンときて、涙がこみ上げました。不思議な感動でした。最後の場面の隊員の死を覚悟した笑顔がそうさせるのでしょうね。冒険とロマンの物語。シアター・ドラマシティで是非ご覧ください。

 

 

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