いよいよ始まりました、エリザベートガラコンサート!9日が初日で20年前の初演の皆様方の登場、私は楽屋からモニターで拝見しました。当時の苦労話など、今は笑って話せるけど大変だったんだなーと、初演に出てなくてよかったなーと思いました。初めて見たときに、その音源と今まで見たことも聞いたこともない遠い外国の未知の世界、しかし現実にあった事実に驚き、それがこんな風にミュージカル化されて感動を巻き起こす、素晴らしいことだなーと思いました。実際に演じてみてなんて難しい、やるものではなくて見るものだと思いました。見ているとその世界に引き込まれて行ってどっぷりはまるのですが、やるとなるとなかなか至難の業なのです。私は春野さんと水さんのトートでマックス公爵をやらせてもらいましたが、劇中で歌う「パパのみたいに」が難しくいまだに緊張してます。しかし、エリザベートのパパは大好きな役です。自由奔放、束縛を嫌う人、共感です!自分が子供だとこんなお父さん嫌だけど、憧れますね。
今日は水さんが最後のコスチュームということで記念写真を撮りました。フィナーレで水さんトートを迎えるのですが、その時に当時の事を思い出して、しかし当時と少しも変わっていない水さんを見て、まだ宝塚の舞台にいても充分かっこいい、ファンの皆さんの気持ちが良くわかりましたね。
これからも色んなトートとエリザベートと共演します。相手によって少しずつ違うので楽しみでもあり冒険でもあります。一回公演が終わっても、明日のための舞台稽古があるので、ずーっと公演しているようで、おかげで本公演が緊張せずにやれるようです。楽屋は大峯さんと二人部屋ですが、バージョンが違うので、ほとんど一人で、入れ替わり立ち替わりで、ちよっと淋しいです。これからアニバーサリーバージョンに入ります。これもまた少し動きが変わるので頭の切り替えが大変です。何といってもお客様がとても喜んでくださってるのが、嬉しくやりがいがあります。記念すべき素晴らしい作品に出演できて一生の思い出です。
第二弾、又お知らせします。大阪は18日まで・・・頑張るぞ!